《日版海贼王—同人》遥遥望卿

3、第三章

　　うわ、苦しい……何だ、この海水の味は。目、鼻、喉、一瞬にそのつらさに襲われ、僕は最期のあがきもしなかった。そして、僕の体もだんだん沈んでいく。

　　おやすみ、アン・ヨネ。

　　そして、「ぐるぐる……」妙な音が聞こえた。

　　そして、目の前が黒になり、僕は寝た。海の底で永眠する。

　　「もう！ひとり２人も！あんたたちちょっと！嵐が来るわよ、早くこっちに来なさい！」

　　「わかったよ、女はいちいちうるせいなぁ……」

　　「何！？」

　　「いや、あの、いや、なんでもない。」

　　嘘だろう、麦わら一味の声が聞こえた。僕、死んだじゃないの？試すため、僕は目を開けた。

　　「起きたか」

　　麦わら屋ルフィが僕の寝ているペットのそばに立っている。真剣な顔をして、「すまなかったな、みんなついついひどい事を話して。」

　　僕は上半身を起こそうとしたが、失敗した。ルフィがそれに気づいて、すこし戸惑った顔を一瞬して腕で僕の体を囲み、起こしてくれた。

　　僕は視線をそらして、小さく「ありがとう」とお礼を言った。

　　「あ、そうだそうだ。お前が住んでる島はどこだ、船あるから、島まで送るよ。」

　　「アイルランド、迷惑かけてごめんなさい」

　　「本当に行儀正しい子だね」胸が特色の女の人がドアを開けて入った：「嵐はもう大丈夫だよ、ルフィ、アイルランドに行くの？先に行っておくわ、方向真逆だ。」

　　ルフィは頭を後ろに向いた：「おお、奈美か。いいじゃん、すぐ再出発すれば。」

　　奈美は困った顔をして、手を額に当てた：「本当に、あたしたちの船長、わがまますぎ！」

　　「しし……」ルフィはまた笑った。

　　どうしてそんなに笑えるんだろう、僕にはとても理解できなかった。