晋江文学城
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21、第19話:幸福崩壊 ...

  •   俺にとって人生最悪の悪夢は突然だった。

      雄輔からの電話、俺は大して気にもせずにその電話をとる。

      「どうした、何か用か?」

      『未来か?よかった、すぐに電話に出てくれた』

      「どうしたんだよ?焦った声で?」

      なにやら切羽詰った様子の雄輔。

      普段、冷静だけにただ事ではないことを示している。

      『……水崎さんが……事故に巻き込まれた』

      「え……?」

      舞が……事故に?あまりにも突然すぎて言葉にならない。

      「嘘……だろ?」

      『本当だ。……今すぐ病院まで来い』

      雄輔の言葉は沈んでいた、まさか……。

      「その前に聞かせろ。舞は……舞は無事なのか?」

      『……』

      俺は電話越しの無言の雄輔に問いかける。

      しばらくの沈黙の後、信じたくない言葉が彼の口から出た。

      『……水崎さんは亡くなったよ』

      俺は携帯電話を手から落とす。

      血の気がひいて、身体中の血液がざわめいてるのを感じていた。

      舞が死んだ?嘘だろ?

      俺は電話を拾い、雄輔と話の続きをしようとするが手が震えて上手く持てない。

      『……僕達にも彼女に会わせてくれるってさ』

      「……みんなもいるのか?」

      『ああ。お前も急いで来い。……車には気をつけてな』

      よく聞けば雄輔の声も何だか涙ぐんだ声だった。

      俺は急いで自転車に乗り村の病院へと走った。

      真っ白な雪が舞う夜空、とても冷たい風が吹いている。

      早く、もっと早く、自転車をこいでいる時は舞の事しか考えられず、ただ急いで病院に向かう。

      受付の人に病室を聞いてすぐに向かうと雄輔や隆樹、悠里と梓が病室の前にいた。

      女の子たちは既に泣いており、雄輔たちも視線を下に向けている。

      ……これが現実の出来事だというリアルさを俺に教える。

      なぜか留美の姿はそこには見当たらなかった。

      「……舞が死んだって本当なのか?」

      「ああ。僕達はもう会わせてもらったよ。未来も……会わせてもらえ」

      会いたくなんてない、舞が死んだなんて認めたくない。

      俺は深い呼吸の後に病室をノックして、女の人の声を合図に扉を開く。

      部屋にはかつて俺達が世話になったことがある舞のお姉さん、空(そら)さんがいた。

      「……未来さん、久しぶり。まさかこんな事になるなんてね」

      久しぶりに再会した空さんは沈んだ表情で舞の隣にいた。

      舞はベッドに寝かされていたが、目立った外傷らしいものもない。

      窓から差し込む月明かりで綺麗な寝顔に見える。

      本当に死んでいるとは思えないくらいに。

      舞の両親は今、親戚に連絡をしているのでいないと彼女は言った。

      「……すいません。少しだけ2人にさせてもらえませんか?」

      俺の無理なお願いを空さんは静かに頷いて部屋から出て行く。

      俺と舞以外、誰もいなくなった病室で俺は彼女の顔に触れた。

      冷たい……生気を感じないその冷たさに俺は震えた。

      「……舞。どうして、こんなことに……なぁ……」

      舞に何があった?どうしてお前が死ななくちゃいけない?

      ……その冷たい身体にはもう2度と温もりは戻らないと、俺は肌身を通して知る。

      たった数時間前まで優しい温もりを持っていた。

      『ミクちゃん、私はずっと貴方を愛します。ミクちゃんは?』

      『何かプロポーズみたいだな。俺も舞を愛するよ。幸せにするから』

      それは俺達の約束、ずっと愛すると約束したばかりだったというのに。

      「舞……舞……まいっ……」

      すがりつくような弱りきった俺の声、どうしていいのか、分からない。

      涙ではなく、湧き上がるのは『なぜ?』『どうして?』という疑問ばかり。

      この現実を認めたくない、俺はもう1度、舞の顔を見つめる。

      まるで天使の最後を見ているかのように美しいその顔。

      やはりこれは悪夢に違いない……そう思えた。

      部屋を出た俺達は続々と集まる舞の親族達の邪魔にならないように、ロビーの方で詳しい話を聞いていた。

      舞が死んだのは車の事故のせいだった。

      家に帰る途中、歩道に突入してきた車に轢かれたそうだ。

      相手は飲酒運転で、今は警察の取調べを受けているらしい。

      そんな馬鹿げた理由で彼女が死ななくちゃいけないというのか?

      何の罪もないあの子が、未来のあるあの子が!!

      事故を起こした相手への憎悪と、そして、舞を失った悲しみとが混ざり合う。

      俺への説明をしてくれた隆樹は普段の覇気を全く感じない。

      当たり前だ、俺達の誰もが普段のままでいられるはずがないのだから。

      その後、隆樹から俺はさらに衝撃的なことを聞かされた。

      「……神保の方は重傷ですんだそうだ」

      「え?留美が?おい、ちょっと待てよ。もしかして、留美も事故に巻き込まれたのか?」

      「聞いていなかったのか。事故に巻き込まれたのは水崎と神保だ。神保の方はかろうじて致命傷をさけられたから一命は取り留めたそうだ。まだ意識もなく、集中治療室の中だけどな」

      自分達も話だけを聞かされただけだと、隆樹は遠くを見つめるようにして言う。

      舞だけではなかった、留美も事故にあっていた。

      つまり、舞は留美との話し合いの最中に轢かれたというのか?

      そんなことって、あんまりだろ……。

      「マイが死んで、ルミは無事。どうして……2人とも無事じゃなかったんだろう」

      悠里が赤くはれた瞳でそう言葉をもらす。

      それはここにいる5人全員が思ってることだった。

      「舞は……未来君の恋人だったのよね?」

      涙声の梓の言葉に俺はためらう事なく頷いた。

      どうやら、このメンバーには既に周知の事実だったらしい。

      「本当は留美とのことをちゃんとした後に皆に伝えようと思っていたんだ。それが……こんな事になるなんて」

      俺は唇を強くかむと、薄っすらと血が滲む。

      ……どうしてだろう、俺達は前に進むはずだったのに。

      こんな所で停止してしまうなんて……誰か嘘だって言ってくれよ。

      「……舞はなぜ死ななくちゃいけなかった」

      俺は発散できない感情を抑えこむのが精一杯だった。

      俺達の世界はあまりにも突然の出来事によって壊された。

      翌日の朝、人は絶望の中でも寝起きはするらしい。

      昨夜はあまり眠れずにいたため、俺は覇気のないままリビングに降りる。

      両親は既にいなかったので、俺は習慣になっているおやっさんの店に向かう。

      ここのバイトは受験勉強のために秋になる前にやめたが、毎朝通っていた。

      「いらっしゃい」

      いつもと何も変わらないおやっさんの店に顔を出すと、彼は複雑そうな顔をする。

      「未来か。話は聞いたぞ……」

      そう言ってテレビのチャンネルを変えると、昨日のことがニュースになっていた。

      『昨夜、午後8時頃。県内、佐間村で飲酒運転による事故が発生しました。容疑者の乗った車は女子高校生2人を撥ね、うち1人は死亡。もう1人も頭を強く打つなどの重傷との事です。容疑者は車に乗る前に多量のお酒を飲酒しており……』

      アナウンサーの言葉は今の俺には辛い現実を目の当たりにさせるものだった。

      おやっさんは何も言ってないのに朝のセットを出してくる。

      「ありがとう」

      俺はそう言っていつもより濃い目に入れてくれたコーヒーを飲んだ。

      するといつもより遅い時間に悠里がやってくる。

      「おはよ、ミライ」

      もちろん、悠里も泣きはらしたような赤い瞳をしている。

      今日は終業式の日だけなのがせめてもの救いだ。

      今夜にはお通夜、明日は葬式だという話を昨日の帰り際に聞いた。

      俺達だけが時間に取り残されるように、時間は待ってはくれない。

      「……今日はルミのお見舞いに行くの?」

      「そのつもりだ」

      留美が目を覚ましたと朝方、雄輔から連絡があった。

      今日は学校が終わってからよるつもりだった。

      「ルミはすぐに動けるようになるだろうって、ユウスケが言ってたね」

      「ああ。情報が早いな……。アイツには頼りっぱなしだ」

      留美は傷は深いが命の心配はないらしい、だが一応頭部にダメージがないかを調べる検査が午前中にあり、その後は会ってもいいという連絡を受けていた。

      俺はもう1度テレビの方を見ると、そこは事故現場と思われる場所に中継が入っていた。

      あそこで舞が死んだんだ、そう思うとひどく心が痺れるように痛んだ。

      学校では舞が亡くなった事を全校集会で話していた。

      俺達の学年のヤツは皆がその事にショックを受けている。

      何だかんだで小学校からずっとの長い付き合いをしてる奴らばかりだから。

      俺は学校終えてすぐに留美の入院している病院へと向かった。

      病室を教えてもらい、彼女の部屋の前まで来た。

      俺はどんな顔をして彼女に会えばいいのだろうか?

      無事でよかったな、違う……舞を失ってしまった俺にはそんな言葉はかけられない。

      こうして部屋の前で迷っていてもしょうがないか。

      俺はノックをしてからゆっくりと扉を開ける。

      「……未来」

      そう声にした留美は頭に包帯を巻いた痛々しい姿だった。

      昨日の事故がどれだけのものだったかを物語る。

      「よう。……身体は大丈夫なのか?」

      「うん。検査は結果待ちだけど、しばらくすれば問題なく元の生活に戻れるって」

      俺はベッドで寝ている彼女の横にある椅子に座った。

      手に持っていた袋の中からある物を取り出す。

      「悪いな、見舞いの品ってどんなモノがいいかわからなかったから」

      俺が差し出したのはスーパーで売ってるプリンだった。

      最近CMでやってる新食感のプリンとかで留美が好んで食べているヤツだ。

      花とか果物とかが定番だけど、留美にはそういうのよりもこっちの方がいいと思った。

      「ありがと。これ美味しいから好きなんだよね。今、食べてもいい?」

      「ああ。でも、こういうの食べてもいいのか?」

      「うん。許可は下りてるよ。そっちにあるスプーンとってくれる?」

      スプーンをとってやると彼女は美味しそうにプリンを食べ始める。

      だが、片手が怪我で動かせないからか、ものすごく食べにくそうだった。

      俺が代わりにプリンをすくって食べさせてやる。

      「こういう風に優しくされるの初めてだから恥ずかしいね」

      嬉しそうに微笑しながらプリンを食べる留美。

      「いいから早く食べろっての」

      俺は照れ隠しそう言うと、留美は分かってると言わんばかりに、

      「私は怪我人だもの。ゆっくり食べなきゃダメなの」

      久しぶりに俺は彼女の笑顔を見た気がした。

      プリンを食べ終えた彼女は先ほどまでの笑顔とはうって変わって、真剣な顔をして、

      「舞……死んじゃったの?」

      看護婦から聞かされてはいたらしいが、こうして知り合いの口から聞かされるとやはり辛いのだろう。

      必死に泣きそうな顔を堪えていた、素直に泣いてしまえばいいのに、と俺は思う。

      俺は舞が死んだというのに涙ひとつ流れない。

      冷たいのではなく、そういう感情が凍りついてるというべきか。

      「……ごめん」

      「何でお前が謝るんだよ。悪いのはお前じゃないだろうが」

      悪いのは飲酒運転をした犯人であって、間違っても留美じゃない。

      「私ね、あんまり事故の前後の事は覚えてないから。だから、未来が聞きたいことを私は話すことができないの。だから、役に立てなくてごめんなさい」

      ホント、留美には俺の考えが読めているのか。

      俺は彼女にどうしてあの場所にいたのかを聞くつもりだった。

      仕方ないよな、こういう状況だから……。

      「しょうがないさ。今はゆっくり休んで身体を直せよ。お前は無事だったんだから」

      「……ごめんなさい」

      「だから、お前が謝る必要は……」

      何が彼女をそんな事を言わせているのか俺にはわからなかった。

      留美もまた被害者であり、傷ついた本人である事には違いない。

      だが、彼女の謝罪は違う意味だと知る。

      「……私の方が助かっちゃって、ごめんね」

      消え入るような留美の言葉。

      どうして“舞だけ”がとは思ったけれど、舞が死んで“留美が”生き残ったことに対して、逆だったらいいのになんて、思う程俺は人間が腐っていない。

      「バカ。そんな事、俺は思ってもないし、考えてもない。お前もそんな事を考えるのはやめろ。確かに舞の事は何とも言えない。けど、俺は……留美が無事だったことは嬉しいんだから」

      テレビとかで見たことがある。

      何人かが共に犠牲になった事故とかの場合には自分だけが生きているという事に対して罪悪感を感じる事もあるという。

      留美も今、そういう感じなのだろう。

      「……今日は無理だけど、明日のお葬式には出られるから。一緒に行ってくれないかな」

      「お前、身体は大丈夫なのか?傷もひどいし、まだ安静にしなくちゃいけないって聞いてるぞ?そんなに無理したら……」

      「数時間だけ、先生にお願いしたの。それと……私1人じゃ……怖いから。だから、未来についていて欲しいんだ。……ダメかな?」

      無理に出て身体を壊してしまうと元も子もない。

      だが、彼女の気持ちは痛い程伝わってきていた。

      俺は彼女に対して無理をしないように見ていてやることしかできないと思う。

      今は彼女の傍にいてやろう。

      それは俺が舞を失った喪失感を留美で埋めているような、そんな感覚でもあるけれど。

      「未来が傍にいてくれるだけで安心できるよ」

      微笑む儚げな彼女を守ってやりたいと思うのもまた事実だった。

      病室を出た俺は検診に来ていた女医さんと顔を合わした。

      美人で若い先生だが、こんな人が田舎のこの病院にいたんだな。

      俺は滅多に病院なんてこないから知らなかった。

      「あら?キミは……留美さんの恋人さん?」

      「違いますよ。俺は彼女の幼馴染です」

      「そう、ごめんなさいね。留美さんが話していた男の子は恋人だと思っていたから」

      彼女は笑ってそう言うと、手を差し出してくる。

      俺はその手を握ると、彼女は自分の名札を指差して、

      「私は神崎めぐみ(かんざき めぐみ)と言います。これからの彼女の主治医という事になるわ。キミは長谷部未来君よね?」

      「はい、そうですけど。留美から聞いたんですか?」

      「ええ。朝方、検査の時に色々聞いたの。その時に彼女の口からよく出た男の子の名前だったから。雰囲気的にキミかなって。今回の事は非常に残念なことだったわね」

      彼女は運び込まれた舞の最後を看取った先生でもあったらしい。

      事故の悲惨さを知る人、か。

      「留美は大丈夫なんですか?」

      「身体の方はこれからの治療で治していけるでしょう。でも、友人を亡くしたことに対する心の方は……難しいかもしれないわね。キミも辛いでしょうが、あの子の事を支えてあげてくれる?こういう時に頼りになる存在がいるかいないかで大きな違いだから」

      俺は神崎先生の言葉を真っ直ぐ受け入れ、今、俺は俺の出来ることをするべきだ。

      翌日、俺は舞のお葬式に向かう途中だった。

      「……大丈夫か?」

      「うん……なんとかね。鎮痛薬が効いてるからかな」

      俺は留美のお父さんの車で、葬式場まで向かっている。

      隣の留美はまだ身体中に包帯を巻いている状態で、本当に数時間だけの行動しか許されていない。

      「留美を頼むな、未来君」

      運転手をしているお父さんから俺は留美の事を頼まれる。

      本当に心配なのだろうが、娘の強い意思には勝てなかった。

      車を降りてから、留美は病院で借りてきた車椅子に乗り、俺はそれを押しながら葬式場へと歩いていく。

      「こんにちは、ミライ、ルミ」

      先に顔を見せたのは悠里と梓。

      2人とも制服姿で、寂しげな表情のままだった。

      「……留美、本当に行けるの?」

      「ええ。舞の最期だもの。多少無理してでも、私はそうしたい」

      留美の覚悟に梓も頷く。

      3人とっては俺達男と違い、女としての友人の絆の深さがある。

      悲しみも恋人である俺と同等ぐらいに重いものだろう。

      隆樹や雄輔たちはまだこちらには来てないらしい。

      「留美ちゃん……」

      黒い喪服姿の空さんが俺達に気づいて近づいてきた。

      「その傷でよく来てくれたわ。皆に舞と最後のお別れをして欲しいの」

      彼女のはからいで俺達は本当に最期の舞と対面を果たすことができた。

      棺に入ってる舞の姿は……本物の眠り姫のようだった

      留美は永遠の眠りに落ちた舞の顔を見て、ゆっくりと涙を零した。

      「ごめんね……舞……」

      そう言うと俺に抱きついて本格的に泣き始める。

      しっかりとその弱った留美の身体を抱きしめた。

      それにつられて悠里と梓、空さんも泣いている……。

      俺は彼女達を支えるようにして、励ますしかできない。

      ……物言わぬ眠り姫、王子のキスで目覚めるのは……ファンタジーの世界だけ。

      自分の無力と脱力感、喪失感、全てが合わさって俺に“現実”と言う痛みを与える。

      そして、舞との別れの儀式が始まった。

      舞の納骨が終わって、親族達が帰ってしまった後に俺達6人は彼女の墓の前にいた。

      それぞれが舞との記憶を思い返している。

      車椅子に座る留美も、俺の手をそっと触れながら瞳を瞑っていた。

      18年という短い生涯を終えた彼女、俺達にとってはその大半を共に過ごしてきた。

      特に俺にとっては誰よりも大切な存在だった。

      『ミクちゃん』

      そう愛らしい笑顔で話す少女はもうこの世のどこにもいない。

      俺達は舞の分も生きていく、なんて綺麗事を俺は口にしない。

      誰もがそれをわかっている信頼の絆を信じた。

      「……夕焼けか」

      雄輔がそう言うと皆が太陽を眺める。

      朱色に染まる世界に、人々は魅了されてきた。

      『……私も……ミクちゃんの事が大好きなんだから』

      俺もまたその1人だろう、忘れられぬこの思い出がある限り。

      「明日は……晴れるかな」

      留美の言葉に俺は頷きながら、その髪を優しく撫でる。

      「晴れるさ。夕焼けが綺麗な次の日は晴れるってよく言うだろ」

      俺達の心も晴れてくれるだろうか?

      降り続く雨のように暗闇を落とした俺達の心にも。

      俺はそれを信じたい……それが舞の望むことなんだと俺は思う。

      俺達は……生きているのだから。

      【 To be continue… 】

      ☆次回予告☆
      未来に何も出来ないことが辛い留美。
      自分の無力、彼女なら……どうしてあげられただろうか。
      そんな時、舞の姉、空から舞の日記帳を渡される。
      そこに書かれていたのは留美の知らない舞の本音。
      その事が留美に決意と衝撃を与える。
      【第20話:舞の日記《前編》】
      舞が生きていた証。
      その意味、その言葉、もう私達には届かない。

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