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1、天蝎传说/SCORPION TALE 雷伊德相关 ...

  •   夏乌拉特典《天蝎传说/SCORPION TALE》,雷伊德相关片段自翻

      第一章《红发的回忆》
      1

      「あれ?もし、あのニンゲンから赤ん坊が出てきて妊婦じゃなくなったら、あーしは星番らしく、ぶっちめちまっていいんスかね?」
      夏乌拉:“咦?要是那人体内的婴儿生下来了,那么她就不是孕妇了,那咱星之守卫就能把她痛扁一顿的说?”

      「なんかその答え、めちゃめちゃ乱暴者のレイドっぽくて最悪じゃねッスか?」
      夏乌拉:“这答案,怎么一股子超粗暴的雷德味儿,那不是糟透了的说?”

      そういう、暴力的な不条理を辞さない男が思い出され、シャウラは顔をしかめる。
      一想起那个动辄诉诸暴力、蛮不讲理的男的,夏乌拉就皱起了眉头。

      何が嫌かって、『彼』やかか様以外で覚えている一人に、あんな憎たらしい男が含まれていたことが、自分の思い出が汚されたような気がして、嫌だった。
      要说为什么厌恶的话,那就是:除了“他”和母亲大人以外,自己记住的为数不多的人里,竟然包含了那个可恨至极的家伙,简直像是回忆被玷污了一样,恶心死了。

      2

      雷德「――おう、メエ、なンか面白えことしろや」
      雷德:“――喂,你他妈的,整个花活儿来乐乐。”

      そう言ったのは、理不尽が服を着て歩いているような赤毛の男だった。
      说这话的,是个红发男人,活像蛮不讲理的化身披了张人皮在大街上溜达。
      シャウラはこの男が嫌いだ。『彼』への想いが魂レベルで培われたものだとすれば、この男を嫌う気持ちはDNAに刻まれたものだと言っても過言ではない。だとしたら、刻んだのはシャウラのかか様になるのだが、かか様もこの男のことは嫌いだろうから、その被造物たるシャウラに気持ちが遺伝するのもさもありなん。
      夏乌拉讨厌这个男的。如果说对“他”的思念是一开始就从灵魂层面就有的,那对这男的的厌恶就可谓是刻在了DNA里。那,刻下这份厌恶的是咱的母上大人,而母上大人想必也讨厌这男的吧,所以作为被她造出来的夏乌拉本人,也就继承了这份厌恶的情感。
      長い赤髪に、左目を覆った眼帯、体つきは筋骨隆々で服装のだらしない男――、
      说话的是一个长着红长发、左眼戴眼罩、体格结实强壮的、穿衣随意懒散的男人――

      夏乌拉「っつーか、だらしねーのは見てくれだけじゃなく、生き方そのものッス」
      夏乌拉「话说,懒散的不止是外表,连活法本身都是的说。」

      雷德「イイ、メエ、レの真っ前でずいぶんと言ってくれンじゃねえか。命いらねえのか、メエ。命知らずってのはメエのことだな、メエよ」
      雷德「喂喂喂——你TMD当着老子的面儿,还真敢说啊。不要命了是吧,你TMD。不知死活说的就是你这种傻逼,听见没,傻逼。」

      ガラ悪く不機嫌な声で威嚇してくる赤毛に、シャウラは白光をぶっ放す。
      面对用粗鲁的声音不爽地恐吓自己的红毛,夏乌拉猛然轰出一道白光。

      雷德「アホか、メエ」
      雷德「你TM傻逼啊!」

      そのムカつく悪口と、白光がいきなり上を向いたのは同時だった。
      听到那令人生厌的咒骂同时,白光骤然向上指。

      夏乌拉:「ふえ?」と目を丸くしたシャウラの前で、ゲームオーバーするはずだった赤毛が平然と立っている。いったい、何が起きたのか。――その赤毛の手元、ピンと天を向いた中指を見て、ピンときた。
      夏乌拉:“哎?”夏乌拉眼睛瞪圆,本该玩完的红毛毫发无伤的立在眼前。刚才究竟发生了什么?——在看到红毛笔直朝天竖起的中指时,夏乌拉一下全明白了。

      夏乌拉「まさか、あーしのヘルズスナイプをデコピンで曲げたッスか!?クソ化け物ッス!」
      夏乌拉「难道说、咱的地狱狙击被脑瓜崩弹飞了!?该死的狗屎怪的说!」

      雷德「はン!誰がクソだ、メエ。メエのお遊びの方こそ、鼻クソみてえなもンだったってだけの話だろうが、よー!」
      雷德「哈!你TM骂谁狗屎!你那三脚猫小把戏才是鼻屎,懂?」

      わなわなと震えるシャウラにズンズン近付いてきたかと思うと、赤毛が荒らげた言葉尻の最後、こちらの尻を引っ叩いてきた。その乱暴な手つきにシャウラが悲鳴を上げて跳ねると、赤毛は悪魔みたいな顔で上機嫌に笑い、
      夏乌拉浑身发抖,红毛大步逼近,暴戾话尾一落,他一巴掌抡夏乌拉屁股上。这粗蛮手劲疼得她惨叫一声,蹿起来。红毛恶魔畅快大笑。

      雷德「くははは!なンだ、ぴいぴいうるせえだけかと思やあ、女みてえな声も出せるソレじゃねえか。その調子で酌でも覚えた方が役に立つんじゃねえか、メエ」
      雷德「库哈哈哈哈!什么嘛,老子还以为你个废物只会吱哇乱叫,这不也能叫得跟骚娘们儿一样?趁热快去学学怎么扭腰撅臀给老子倒酒。没准儿还能有点儿屁用。对不?你TMD。」

      夏乌拉「な、な、なんて真似しやがるッスか!あーしの体は余すとこなく、お師様によるお師様のためのお師様のものッス!それをあんたが……ひいんっ」
      夏乌拉「你、你、你妈的乱摸什么!咱的身体没一寸多余,全是为了师父、只属于师父、只给师父一个人的东西的说!你竟敢……呀啊!」

      雷德「はン、達者なのが口先だけじゃ、貞操(直译贞操,但该语境下不符合雷德的雷霆气质)も大事なお師様も何にも守れやしねえんだよ。メエが弱いせいで、メエのお師様がボロ泣きだぜ、メエよお」
      雷德「哈,光他妈嘴皮子利索顶个屁用。你自己的骚B/那层膜都守不住,还说什么护你那狗屁师傅?就因你TM废物一个,你师傅才嚎得跟死狗一样。垃圾。」

      夏乌拉「こここ、殺す!ぶっ殺!ぶっ殺確定ッス!」
      夏乌拉「杀杀杀、杀了你!宰了你!咱一定要宰了你的说!」

      話の隙に赤毛が抜いた二本の木の棒、ハシとやらで剥き出しの腹をくすぐられ、シャウラは怒りと殺意のデュエットで不埒な赤毛を消し飛ばそうとする。が、憎たらしい赤毛はひょいひょいとシャウラの腕を躱し、逆にヘソに尻、腋に膝裏、うなじに耳裏と、ハシを使った容赦のないセクハラを断行してきた。
      在说话的间隙,红毛拔出的两根木棒——那啥叫筷子啥的玩意儿——对着夏乌拉露出的肚皮就是一阵搔。夏乌拉登时怒火与杀意交织,恨不得把这无耻红毛当场轰飞。但可恨的红毛轻巧地躲开夏乌拉的手臂,反而拿筷子对她的肚脐、屁股、腋窝、膝窝、后颈、耳后等部位戳来戳去,毫不留情地对她实施性骚扰。

      雷德
      なんだなんだ、メエ、そんなンでレとやり合おうなんざ百年早え。メエがそんな調子でいンなら、『魔女』の力なんてのもたかが知れて――
      啥鬼啥鬼,就这点三脚猫功夫,还敢跟老子比划?去你他妈的,还早一百年呢傻逼!就你这熊样儿,那狗屁“魔女”的本事也就那逼样——

      法尔赛路
      ――ええい、またやっておるか、この不埒者が!!
      ――哎唉,又在干这种事吗,你这个不轨之徒!!

      雷德(被法尔赛路偷袭击中)
      こおあ!?
      卧——槽!?

      瞬間、真後ろから殴られた赤毛が、思い切り地べたを滑っていった。
      转瞬之间,红毛从正后方挨了一记重击,整个人狠狠擦着地面滑了出去。

      その金髪は、慌てふためいた様子で「大事ないか!」とシャウラに尋ね、
      那金发(法尔赛路)一脸慌张,急忙问夏乌拉:“可有大碍?”

      法尔赛路
      駆け付けるのが遅れてすまなんだ!余としたことがとんだ手落ちである。あのレイドめに、どのような目に遭われた!?
      余赶来迟了,甚是抱歉!不料余竟有此疏忽。那个雷德,可曾对你怎样!?

      夏乌拉「あーしのグラマラスボディを、箸でツンツン好き放題されたッス」
      “咱性感的身子,被他拿筷子戳来戳去,想怎么弄就怎么弄的说。”

      法尔赛路「人間のクズの所業!万死に値するとんでもない悪行ではないか!」
      法尔赛路:“人渣行径!这不就是罪该万死天理难容的骇人恶行吗!”

      ぎゅっとしおらしく自分の肩を抱いたシャウラに、目の前の金髪が仰天する。するとその金髪の叫び声に、「待てや、メエ!」という赤毛の怒声が被さった。殴られて倒れた赤毛は、砂利だらけの地べたに胡坐を掻いて、その後頭部を擦りながら、
      夏乌拉作楚楚可怜状,紧紧搂住自己的双肩。眼前的金发满脸惊愕——紧接着,他的叫喊声被一声怒吼盖过:“慢着,你这混账东西!”被揍趴在地的红毛,盘腿坐在满地的碎石上,一边揉着后脑勺,一边道——

      雷德「とんでもねえ真似してンのはメエの方だろうがよ。メエがレをぶん殴ったそれ、『龍』の躾に使うとかいうバカ杖じゃねえか、メエよ」
      雷德:“操,离谱的明明是你这个王八蛋吧!你抡过来揍老子的这玩意儿,不就是你他妈用来收拾『龍』的那根狗屁倒灶的破棍子吗!混蛋!”

      法尔赛路「バカ杖などと不名誉な呼び方をするのはやめよ。これには『星杖』という、それはそれはロマンチックな名前が付いておるのだ」
      法尔赛路:“休要再唤它破棍子,此等粗鄙之语有辱斯文。它可是有『星杖』这个浪漫至极的名字。”

      雷德「名前なんざ知るか!そんなもんでぶん殴んじゃねえ!メエ、殺す気か!?」
      雷德:“谁管它叫啥屁名!别他妈拿那卵/破玩意儿往老子身上招呼!你个狗日的/混蛋/你丫想宰了老子吗!?”

      法尔赛路「馬鹿を言え、そなたは『龍』より頑丈であろうに、余の非力な細腕で引っ叩いたくらいで死ぬことなどあるものか。胸を張れ、そなたは地上最強である」
      法尔赛路:“休得胡言,你比『龍』还耐揍,被余这手无缚鸡之力的细腕拍一下,岂会送命?挺起胸膛来,你可是地上最强。”

      雷德「ンな当たり前のことで、今さら胸なんぞ張るか、バーカ!」
      雷德:“这他妈不是明摆着吗,事到如今还挺个屁胸啊,傻逼!”

      夏乌拉「二人して、あーしを無視してぺちゃくちゃうせーッス!!」
      夏乌拉:“你们两个,叽叽喳喳地把咱晾一边,吵死了的说!!”

      法尔赛路「待て待て、そう自棄になるでない、シャウラ!今のはたまたま、余のロイヤルな不意打ちが突き刺さっただけで、そなたが悪いわけではない!まだまだそなたは伸び盛りの成長盛り……現時点での評価など、お飾りに過ぎぬ!」
      法尔赛路:“且慢且慢,夏乌拉!休要这般自暴自弃!方才不过是凑巧,余的皇家奇袭恰好击中而已,并非汝的能力不佳!汝尚在茁壮成长,前途不可限量……现下的评价,只不过是虚名!

      雷德「メエ、それ本気かあ?こいつが伸び盛りだの成長盛りだの、本気で言ってンのかよ。それこそこのチンチクリンの世迷い言と変わんねえじゃねえか、メエよ」
      雷德:你丫说真的吗?什么叫矮矬子正长身体、发育正旺,你他妈真心这么想?那跟矮矬子自个儿瞎几把扯的梦话有啥两样?你个狗日的!”

      法尔赛路「未来ある女に対し、何たるデリカシーのなさか!そもそも、余が一番腹を立てているのはそれだ!このような、まだ幼いシャウラになんだ先ほどのそなたは!女好きとは思っていたが、ああも見境なしとは余もドン引きであるぞ!」

      法尔赛路:「对一个未来可期的女子,何等不知分寸!说到底,这才是余最为气恼之处!方才你那算什么、那算什么东西!余虽知你好女色,却没想到你毫无底线不分对象,连余都被你恶心得退避三舍/败兴透顶/整下头了!」

      雷德「メエ、冗談も大概にしろや。それこそ、こんなチンチクリンに男も女もあるか!どうせつつくなら、もっとつつき甲斐のある相手にするぜ。それこそ——」

      雷德:“你他妈开玩笑也给老子差不多点儿。就这种矮矬子,还分个屁的公母!老子要戳捅/撩骚也找个戳/撩起来够劲儿的啊,比如——

      法尔赛路「——『姫君』や『魔女』殿と言い出すなら、余の軽蔑は極まるぞ」
      法尔赛路:“——若敢提『姬君』或『魔女』殿,余之轻蔑便将达至顶点。”

      じっと、金髪の赤い目に睨みつけられ、赤毛が「ちっ」と舌打ちして目を逸らす。図星だったのだろうが、シャウラとしては二重の意味で嫌な話運びだった。
      被金发的红眼死死瞪着,红毛"切/啧"地咂舌挪开视线。想必是被说中了,然而对夏乌拉来说却是双重意义上令人不悦的话题走向。

      法尔赛路「心配するでないぞ、シャウラ。こう見えて、幼き日の余も周囲に将来を案じられるほどに矮小であったのだ。しかし、よく食べ、よく遊び、よく寝ることを繰り返すことで、ほれ見よ。この通りの偉丈夫へと見事な成長を遂げた!」
      法尔赛路:不必担心,夏乌拉。别看余如今这般,幼时也曾身形矮小,惹得旁人担忧前程。靠着好好吃饭、好好玩耍、好好睡觉,日复一日,你瞧,余现在出色的长成了高大威猛的男子汉了哟!

      雷德:雷德「偉丈夫だあ?見えねえなあ?そんな奴、どこにいンだ、メエよお?」
      雷德:“高大威猛?哪儿呢?没瞧见啊。那东西蹲哪旮旯了?你丫吗?”

      法尔赛路「本物の偉丈夫が並び立つでない!余が霞む!シャウラに方便がバレようが!」
      法尔赛路:“你这真猛男不要和余并肩而立!余都黯然失色了!被夏乌拉识破了余的托词可怎么办!”

      これ見よがしに赤毛に並ばれた金髪が、その手にした杖でべしべしと赤毛の厚い胸板を叩くが、それは相手の鼻クソをほじる手すら止められない。
      这金毛见红毛故意挨着他站,存心要比个高低,便掂着杖柄在那厚实的胸膛上“啪啪”乱敲。可人家压根儿没当回事,连抠鼻屎的手都没停下。

      梯子を外された顔で嘆く金髪越しに、シャウラは赤毛を睨んで宣戦布告。それを聞く赤毛はほじくった鼻クソを指で弾き、「はン」とまた笑った。
      夏乌拉越过那金毛——那副模样活像被人抽了梯子的丧气样——狠狠瞪着红毛宣战。闻言,红毛把刚抠出的鼻屎“啪”地一弹,「哈」地又是一声嗤笑。

      雷德「途中でレに捨てらんねえように、せいぜい気を付けンだな、メエよ」
      雷德:你他妈的不想在半道上被老子当垃圾给扬了,就把罩子放亮点,听见没你个废物。

      目前に迫る血の予感に昂る赤毛を、シャウラは決して見失ってはならないのだ。
      咱可绝不能跟丢那个因迫近眼前的血腥预感而亢奋起来的红毛的说!

      夏乌拉特典《天蝎传说/SCORPION TALE》,雷伊德相关片段自翻

      3-4

      雷德:「—◇だあ?有象無象共がうじゃうじゃ群れやがって、面倒くせえ」
      ——啥玩意儿?这帮渣滓跟蛆一样挤成一坨,烦死了。

      眼下、壁の窪みに面した構造の白亜の建物を眺め、赤毛がそう吐き捨てる。額に手で作った庇を当てた赤毛の横で、シャウラも同じポーズで同じ光景に目をやり、赤毛の口にした有象無象共——白い衣を纏ったものたちを見て、「うげ」と舌を出した。

      眼前,红毛盯着那座嵌在岩壁凹窝里的白色建筑,骂骂咧咧。手搭凉棚的红毛身旁,夏乌拉也摆出同款姿势望去,一瞅见红毛嘴里那帮渣滓——那群穿白袍的货色,「呕——」地一下伸出舌头。

      数が多い。うじゃうじゃ、とそう赤毛が言ったのもわかる。だが、それ以上に、
      人数确实多得离谱,怪不得那红毛要骂这群蛆虫。但更令人受不了的是——

      「こんなのとおんなじこと考えちまったッス、価値観の凌辱ッス」
      夏乌拉:「咱居然跟这种下三滥想到一块儿去了的说,这简直是对咱价值观的侮辱的说!」

      雷德:「メエ、レ相手なら何言っても構わねえと思ってンじゃねえか?言っとくが、チンチクリンな野郎と扱いは一緒だ。ぶっちめンぞ、コラ」
      雷德:「你TMD,以为跟老子说话就能口无遮拦是吧?先说好,你跟那帮蛆一样的瘦猴杂鱼待遇没两样。老子照揍不误,听见没!」

      「やれるもんならやってみろッスよ! そのときは、お師様もかか様も黙っちゃいねーッスから、世界に居場所がなくなんのはそっちの方ッス!」
      夏乌拉:有本事你就来试试的说!师父大人跟母亲大人可不会袖手旁观,到时候在这世上没有容身之地的可是你自个儿的说!

      「メエの尻くれえレで拭けや! 偉そうに言ってンじゃねえよ」
      雷德:「就你丫那点屁事,老子随手就擦干净了!少TM自以为是的拽屁!」

      唇を曲げ、真っ当な大人みたいな言い分を口にする赤毛。しかし、シャウラは知っている。およそ、この目の前の赤毛ほど、自分のしでかしたことの尻拭いを他のニンゲンにやらせているものは存在しないのだと。
      红毛撇撇嘴,竟摆出一副正经大人的腔调。但夏乌拉心里门儿清——这世上,绝没人比眼前这厮更会把自己捅的大娄子,一股脑儿全赖给别人去擦屁股的了。

      それでよく、今みたいなことをけしゃあしゃあとシャウラに言えたものだ。
      就这德性,居然还敢厚着脸皮跟咱扯淡!

      法尔赛路:「ん? いやいや、そなたは揃ってすごいな! 遠すぎて、余にはそうじゃなどやなどまるで見えぬ。どのようにしてそう目がよくなった?」
      法尔赛路::“嗯?哎呀呀,尔等凑在一块儿可真是厉害啊!隔得这么远,余竟半点儿也瞧不清那些动静。这好眼力,究竟是如何练就的?”

      雷德「生まれつき」
      雷德:“天生的。”

      夏乌拉「じゃあ、こいつ何なんスか? マジでただの化け物ッスか?」
      夏乌拉:那,这货到底是啥的说?真就单纯是个怪物的说?

      雷德:「メエな……」
      雷德:你TMD……

      法尔赛路:「うむ! そうだ! レイドは化け物だ! 王国随一の、余の剣である!」
      法尔赛路:“嗯!没错!雷德就是个怪物!乃是王国第一、余之利剑!”

      雷德:「メエなあ!」
      雷德:操你妈啊!

      シャウラと金髪、立て続けに二人に化け物呼ばわりされ、赤毛が憤慨。まあ、これも怒鳴ろうが喚こうが事実は揺るがない。生まれからしっかりニンゲンと違っているシャウラと違い、赤毛はただの化け物、これで Q.E.D. だ。
      被夏乌拉和金毛接连骂作怪物,红毛一脸愤慨。总之这事儿随他怎么吼怎么嚷事实都无法动摇了。不同于生来就与人类截然不同的夏乌拉,这红毛就是个纯粹的怪物——Q.E.D.,证毕。

      雷德「で、見たとこ、しっかり進軍の準備してやがる。今さらぐちぐち言わねえよな?」
      雷德:雷德:“呵,瞧这架势,那帮杂碎正他妈卯足了劲儿备战呢。事到如今你还叽歪个屁?”

      好戦的な笑みの赤毛の横で、難しい顔の金髪がシャウラの答えに「そうか……」と重たい息を吐いた。いつも朗らかで、声も表情もうるさい金髪のその態度に、シャウラも何となく口を挟んではいけない空気を感じる。
      雷德露出好战的笑容,在他身旁,法尔赛路脸色难看,对着夏乌拉的回答,“‘是吗……’他沉重地叹了口气”。平时总是开朗,声音和表情都闹腾得很的法尔赛路这副态度,让夏乌拉也隐约感到现在不是插嘴的时候。

      が、その金髪の肩を、デリカシーのない赤毛が力強く叩いた。
      可红毛这神经大条的家伙,对着金毛的肩膀就是一记重拍。

      雷德「メエ、つまんねえことでうじうじ悩んでねえよ。決めらんねえなら、レが勝手にやってやらあ。メエの言葉にゃ耳貸さなかったって……」
      雷德:“你TMD,屁大点事儿磨磨唧唧。下不了决心是吧?老子三下五除二干就完了。你丫的废话老子压根儿没打算听……”

      法尔赛路「――いいや、そういうわけにはゆかぬ。余は、王族である」
      法尔赛路:“——不,那般做法,恕余不能从命。余,乃王族。”

      法尔赛路「余が王都を離れ、こうしてそなたの旅についてきたのは守られるためではない。そこは履き違えぬ。故に、余は逃げぬ。目を背けぬ。在り方を曲げぬ」
      法尔赛路:“余离开王都,如此随你踏上旅途,并非为了受人庇护。这一点,余绝不会搞错分毫。故而,余不逃。不回避。不扭曲自身之道。”

      堂々と、丸まりかけた背中を伸ばした金髪の宣言、それが赤毛の意見と真っ向からぶつかったのを見て、シャウラは思わず肩を震わせた。
      金毛堂堂正正地挺直了那快要蜷缩起来的脊背,朗声宣告——眼见这番言论竟与红毛的意见迎面撞了个正着,夏乌拉不由得肩膀一颤。

      赤毛の傍若無人ぶりはよく知っている。赤毛は気に入らなければ、たとえ相手が身内であったとしても容赦しない。次の瞬間、金髪が真っ二つになっているかも。
      红毛那目中无人的德行,谁都清楚得很。只要他不爽,哪怕对方是自己人也绝不留情。搞不好下一秒,金毛就要被他劈成两半。

      そうなった場合、シャウラは無実を証明するために、赤毛を仕留める必要がある。
      真到那地步,夏乌拉为了自证清白,就不得不把红毛给宰了。

      いきなり、人生ならぬシャウラ生の大ピンチ到来と ——、
      冷不丁地,人生危机——不,该说是‘夏乌拉生’的大危机,到来了——

      「――とんだ大馬鹿だぜ、メエはよ」
      雷德:“——真他妈是个惊天大蠢蛋啊,你这混账!”

      (3-4之2)
      大暴れ確定だったはずの赤毛が、舌打ちまじりにそう言い捨てた。予想外の反応にシャウラが目を丸くする傍ら、赤毛は傾けた首の骨を大きく音を立てて鳴らし、
      “本该要大闹一场的红毛,却只是“啧”了一声,撂下一句狠话。夏乌拉没料到这反应,惊得瞪圆了眼。与此同时,那红毛猛地把歪着的脖颈一拧,登时发出一阵令人牙酸的脆响,”

      雷德「ンじゃあ、お姫様のお許しも出たとこで、いくとすっか」
      雷德:“行了,既然‘公主大人’已经发话了,那就开干吧”

      法尔赛路「不敬な。余は王子であるぞ」
      法尔赛路:“无礼!余乃王子!”

      雷德「はン! 守られっ放しでよく言えたもんだ、ぜ!」
      雷德:“哈!一直当个拖油瓶还好意思摆谱,真有脸说得出口啊,喂!”

      鋭く息を吐き、赤毛がその場で地面を踏み切り、崖下に身を躍らせる。—— 瞬間、立ち尽くすシャウラの首根っこを掴んで、道連れにしながら。
      红毛嗤笑一声,当场蹬地,朝崖下纵身跃去。——就在这一瞬,他顺手揪住呆立原地的夏乌拉后颈,把她一并拽了下去。

      夏乌拉「う、ぎゃあああ —— ッス!?」
      夏乌拉:“呜嘎啊啊啊——的说!?”

      そのいきなりの自殺行為に、シャウラは、崖上に取り残された遠くなっていく金髪を視界に収めつつ、頭上にスコーピンテールをたなびかせながら悲鳴を上げた。が、首根っこを掴んだ手に強引に引き寄せられ、途中で視界が反転、今度は落下地点が見える。
      それは、先ほどまで話題にしていた白亜の建物 —— 敵だらけの、拠点で。
      面对这突如其来的自杀式行为,夏乌拉一边将崖上那道越来越远的金发身影纳入视野,一边任由头顶的蝎尾辫随风飘舞,发出一声惨叫。然而,揪着她后颈的那只手猛地一拽,她身形一转,视野骤然翻转——这回,她看清了下方的着陆点。
      那里,正是方才还在谈论的那座雪白建筑——如今已是遍布强敌的据点。

      雷德「よく見て、絶対当てろ、チンチクリン。あのうざってえ結界を張ってる結界師を殺せなきゃ、メエは黒焦げの消しカスだぜ」
      雷德:“给老子瞪大眼睛好好瞄准了,矮矬子!弄不死那个张着碍眼结界的混蛋,你TM就等着变成一撮黑炭渣滓吧!”

      自分の悲鳴と、轟々と唸る風の音がうるさい中、それでもはっきり聞こえる赤毛の声、それが示す意味を読み取る最中も、シャウラの視界、薄く張られた幕のような淡い光 —— 結界に守られた白亜の建物がぐんぐん近付いてくる。
      周遭尽是自己凄厉的尖叫和风噪的轰鸣,可红毛那嗓子却依旧刺耳清晰地扎进耳里。夏乌拉脑子里飞快嚼着这话的分量,视野中,那如薄纱帷幕般笼着微光的淡影——被结界护住的雪白建筑,正急速地迎面逼近。

      その結界を維持する結界師は一人、この大勢の敵がいる拠点のどこかにいる。それを見つけ出し、撃ち抜かなければ、結界はシャウラたちを焼き尽くす。—— そう、シャウラだけではなく、赤毛も含めて。
      维持那结界的结界师只有一人,就在这满是敌人的据点中的某处。若不能找出并击穿他,结界就会将夏乌拉他们烧成灰烬。——是的,不只是夏乌拉,连红毛也包含在内。

      「あーしがやれなきゃ、あんたも死ぬッスよ!?」
      夏乌拉:咱要是搞不定,你也会死……的说!?

      「くははは! レが死ぬだあ? ンなわきゃねえだろ、死ぬのはメエだけだ。そら、どうするよ、メエ。—— 生きるか死ぬかだ」
      雷德:“嘎哈哈哈!老子会死?怎么可能,要死的只会是你他妈一个儿。喂,你丫咋办啊 ——是生还是死啊?”

      本気でそう思っているのが伝わってくる笑い声に、シャウラは息を詰めた。
      那笑声清楚地表明他是当真这么以为的,夏乌拉屏住了呼吸。

      (3-4之3)
      「お?」と、自分の首根っこを掴んだ手を振り払い、シャウラは赤毛の手を逃れる。
      “哦?”夏乌拉甩开抓住自己后颈的手,从红毛手中挣脱。

      このまま赤毛だけ結界に当て、黒焦げになる赤毛を尻目に逃げる——なんて流れも一瞬だけ夢想したが、そうではない。
      一瞬间,她也曾幻想过就这么丢下红毛,让他撞上结界烧成焦炭,自己则溜之大吉——但她没那么做。

      「—— はン、やるじゃねえか」
      雷德:——哼,挺能干的嘛啊。

      風に乗って届いた称賛の声、煩わしく感じるそれにシャウラは中指を立てた。眼下の、白亜の建物を守る結界が消える。結界師を穿ったのだ。—— 十人の中、一人だけの結界師の見極めに成功した、わけではない。
      乘着风传来的称赞声让夏乌拉感到烦躁,她朝那声音竖起了中指。下方守护白色建筑的结界消散了。——她击穿了结界师。但并非是因为成功辨别出了十人之中唯一的那个结界师。

      一発で、十人全員を殺したのだ。
      她是一发子弹就杀死了全部十人。

      シャウラ:「どんなもんッスか! これで――」
      夏乌拉: “怎样啊的说!这下——”

      次は赤毛の番だ、と勝ち誇ろうとした直後だった。
      正当她想要得意地说接下来轮到红毛了,下一瞬——

      少し先を落ちていく赤毛が腕を振り上げ、その手に握ったハシを、振り下ろす。
      在稍前方坠落的红毛扬起手臂,将握在手中的筷子狠狠挥下。

      刹那、生じた強烈な剣風が光となり、一息に白亜の拠点を呑み込む。――それこそ、結界があろうとなかろうと、意味を成さないほどの破壊力をもって。
      刹那,激起的猛烈剑风化作光芒,一口气吞没了白色据点。——那正是强大到无论结界是否存在都会失去意义般的破坏力。

      滑り降りていった先、原形を完全に失った白亜の建物の残骸を眺め、シャウラは呆然と周りを見回した。なんて規格外、なんて常識外れ、なんて、なんて――、
      シャウラ:「――嫌な奴ッス!!」
      滑落至下方,望着彻底失去原形的白色建筑的残骸,夏乌拉呆若木鸡地环顾四周。何等超规格,何等不合常理,何等,何等——
      夏乌拉:“——真是个讨厌透顶的家伙的说!!”

      「だあから言ってンだろうが! メエに教えてやることなんぞありゃしねえよ。勝手に見て、勝手に知った気になれ。メエのお師様を守りてえんならな」
      雷德:“所以老子他妈说多少遍了!屁都不会教你丫。随你他妈瞎看瞎学,你丫爱咋懂就咋懂。想护你师父大人——那就自个儿护去呀。”

      「話がちげーッス! かか様は、あんたと約束したって……」
      夏乌拉:“不是那么回事的说!母亲大人明明跟你约好了的……”

      「ああ? ……そういや、ンな約束したか?」
      雷德:“啊?……说起来,有过那种约定吗?”

      予想以上の薄情な返事に、シャウラは目の前が真っ赤になった。
      面对这超乎预想的薄情回答,夏乌拉气得眼前一片通红。

      赤毛のそうした態度は珍しくもないが、かか様は約束させたと、その約束と引き換えに大きな代償を支払ったとも言っていた。だから、さすがに赤毛でも、と。
      「うし、終わった終わった。そら、適当な村でも探して、酒だ酒だ」
      ひらひらと、崖上に残してきた金髪に手を振りながら、赤毛が歩き出す。
      红毛这副德行倒也不稀奇。可老妈大人说了,是她逼着他立的誓,还说为这誓约掏了好大一笔代价。所以,想来就算是红毛,也该……”
      “行嘞,完事儿完事儿。喂,随便逮个村子,喝酒喝酒!”

      红毛头也不回,朝被扔在崖顶的金毛随意挥了挥手,抬脚便走。

      それをしても、視力の弱い金髪には見えないだとか、ただでさえ哀れなかか様がさらに哀れだとか、色々と言いたいことはあった。あったが——、
      尽管他挥了手,金发那家伙眼神又不好,挥了也瞧不见;本就很可怜的老妈大人,这下更可怜了——咱想吐槽的有一堆。确实有一堆——可……

      「アレクの奴に言いつけるッスよ。あのヒゲなら、あーしの味方になるはずッス」
      夏乌拉:咱这就去找亚历克那家伙告状的说!那个大胡子肯定会站在咱这边的说!

      「げ。面倒な名前出しやがって……」
      雷德:啧。居然搬出这么个麻烦的名字来……

      「どうするッスか!かか様との約束、守る気になったッスか!」
      夏乌拉:怎么办的说!和老妈大人的约定,这下打算遵守了没啊!

      切り札を出したシャウラに、赤毛がガリガリと自分の頭を掻いた。それから「あー」としばらく唸ったあとで、
      面对亮出王牌的夏乌拉,红毛咔哧咔哧地猛挠头皮。接着“啊——”地哼哼了好一阵子,

      「ンじゃ、明日な」
      雷德:“成,就明天。”

      「はあ!?なんでッスか!このあと、酒かっ喰らって寝るだけッスよね!?」
      夏乌拉:“哈啊!?为啥的说!这之后不就只剩下灌完酒挺尸了吗!”

      「うるせえンだよ。いいか?明日できることは、明日やりゃいいんだよ」
      雷德:“吵死了。听着,明天能干的事,明天干不就行了。”

      「ぎゃうっ」
      夏乌拉:“嘎呜”

      びょんぴょんとまとわりつくシャウラの額を、赤毛がデコピンで弾く。その威力にひっくり返って涙目のシャウラに、赤毛は上機嫌に悪魔みたいに笑った。
      红毛屈指一弹,给蹦来蹦去黏他不放的夏乌拉一个脑瓜崩。夏乌拉被那力道弹得仰面翻倒,泪眼汪汪。红毛心情大好,冲她咧嘴一笑,活像个恶魔。

      ジンジンと痛む額に手をやり、シャウラは空を仰ぎながら、唇を震わせる。——本当にシャウラは、この男が、嫌いだ。
      「——いつか、絶対にぶっ殺してやるッス、レイド」
      夏乌拉捂着突突跳疼的脑门仰头望天,嘴唇直打颤。——咱是真的讨厌这家伙。
      “——迟早有一天,绝对宰了你这家伙的说,雷德!”

      ちなみに、不敬カウントが進むとどうなるッスか?
      夏乌拉 :“顺带问下,不敬计数/次数要是涨了会怎样的说?”

      無論、余の仲間のいずれかが余の代わりに怒ってくれるのだ。もしレイドが怒る番のときにカウントが満タンになったら、とんでもないことになるであろうな
      法尔赛路:“自然是,余的同伴自会代余发怒。若轮到雷德当值发怒时计数/次数恰巧爆满,怕是要酿出大祸了。”

      腕を組み、うんうんと頷いている金髪だが、シャウラの肌感だと、その不敬カウントを一番早く、一番多く溜めるのも赤毛な気がしたが、相手が満足げなので言わなかった。
      金毛抱臂,嗯嗯地点着头,一副自得其乐的样子。但夏乌拉凭直觉觉得,那不敬计数攒得最快最多的,怕是红毛才对——不过看对方那么陶醉,她便没说出口。

      急ピッチで造んなきゃだったッスけど、マジでかか様とレイドは化け物ッス
      夏乌拉:“当时可是玩命赶工的说,但老妈大人跟雷德真的是俩怪物……的说。”

      自分の剥き出しの肩を抱いて、シャウラは防壁が築かれた経緯を恐々と思い出す。必要な石材は、かか様が魔法によって遠方の渓谷から切り出したものを運び、街の四方を囲んだそれを、深酒して二日酔いの赤毛がぶつぎさながら斬り整えた。結果、無骨で愛嬌の欠片もないが、頑固で強固な街の守りが完成したのだ。
      夏乌拉抱着自己裸露的肩头,战战兢兢地回想起筑起防壁的经过。所需石材,是母亲大人动用魔法从远方溪谷采出运来的;而围住城镇四方的那些巨石,则被宿醉未醒的红毛胡乱斩削齐整。成品虽说粗犷朴素、半点讨喜处也无,却顽固坚实,成了这镇子结结实实的倚仗。

      そして、日照権やら何やらを一切合切無視したその防壁は、予見された獣災に対して絶大な効果を発揮し、滅亡の危機に瀕していた街を見事に救い出した。
      然后,那道不顾采光需求什么的、无视一切的防壁,对预见到的兽灾发挥了极大的效果,成功将濒临灭亡的城镇解救出来。

      なにせ、防壁の建造や獣災の事実について、頑なに受け入れようとしなかった街のものたちを説き伏せ、承諾を得たのはヒゲの話術あってのこと。その点、金髪や『彼』の存在も大きいが、中心人物はヒゲだった。もちろん、実際の獣の撃退にはかか様や赤毛の貢献が大きいが、防壁なくして今回の勝利は語れない。
      毕竟,能说服那些对建造防壁、以及对兽灾真相、顽固抗拒的镇民,并征得他们的同意,这全仰赖胡子的话术。在这一点上,金发男子和“他”的存在,当然也出力不少,但核心人物终究是胡子。当然,实际击退兽灾时,老妈大人和红毛贡献极大,然而若无此防壁,此番胜利便无从谈起。

      (3-4之4)

      迷惑かけてえらいすんまへん。せやけど、君しかおれんかったんや。レイドくんなんか連れ歩いてみい。彼は平地に乱を起こす天才やからな
      亚历克(合辛、胡子男):给您添麻烦啦,实在对不住。不过嘛,除了您也没别人了不是。你带雷德那小子出去溜一圈试试?他可是个平地都能给你惹出乱子来的天才嘛。

      ただの超迷惑野郎ッス。ま、あれと比べたらアレクは万倍マシッスね」
      夏乌拉:就是个超给人添麻烦的混蛋的说。嘛,不过跟那家伙比,亚历克可比他强一万倍的说。

      万倍とは景気のええ話や。レイドくん絡みやと、再現性ないんが残念やな
      亚历克(合辛、胡子男):一万倍?说得可真够大方的哈。可惜一跟雷德那小子沾边,这好事就没法再来一回,遗憾呐。

      あえての訛りを連発するヒゲに、もはやシャウラはいちいちそれを指摘しない。お世辞抜きに、赤毛に連れ回されるより万倍マシと思っている事実だ。
      对这种故意飙方言的大胡子,咱早就懒得一个个去吐槽了的说。说句实在话,比起被红毛到处拖着跑,那可真要好上一万倍,这是客观事实的说。

      実際、獣災以来、シャウラたちに声をかけてくる街の人も増えたが、赤毛といると、街の救世主にも拘らず、悪罵や罵声が一定の割合で飛んでくる。それに赤毛も汚い言葉で言い返すものだから、淑女教育に一切向かない男だあれは。
      说真的,兽灾过后,主动来跟咱搭话的镇民也多了的说。可只要跟那红毛凑一块儿,明明是镇上救世主,却总免不了挨上几句臭骂。再加上那红毛还会飙脏话骂回去——啧,对淑女教育来说,那男的压根儿就不合格的说。

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